★Kindle fire HD「転ばぬ先の杖：FactoryCable」の作り方。

■root化時の文鎮化リスクが高くなってきた現在の必需品：Factory Cable

Ver.7.3.1くらいから文鎮化率が少し上がり、7.4.1/7.4.3あたりではもっと文鎮化率が高くなったと個人的には感じています。
それを受けてと、勧めてくれる人もいるので7.4.3にアップグレードするにあたってFactory Cableを用意することにしました。
FactoryCableが用意できたらVer.7.4.3にアップデートしようと思います。

これがあると、ブート領域が破壊されなければ少なくとも7.3.1に戻すことができるようになるので文鎮化リスクが軽減されてちょっと安心します。

海外の通販で買えば簡単に出来合いのものが手に入るのですが、自作することもできます。
せっかくなので久しぶりにはんだ付けもしたいですし、自作することにしました。

まずは犠牲となるUSBケーブルを用意します。
とりあえず、充電・データ転送ができる[Aオス]→[micro-Bオス]の組み合わせのUSBケーブルを用意します。
充電するためのものではないので、急速充電に対応している必要がありません。
安いケーブルでかまわないと思います。

ちなみに私は「Digio2 スマートフォンデータ転送・充電 Micro-USBケーブル」を用意しました。
Amazonで2mのものが436円です。2mのものは「あわせ買いプログラム」の対象外なので単品で購入できます。



中身はこんな感じ。ただのUSBケーブルです。


■Factory Cableの作成手順

用意するもの。
(1)USBケーブル（Aオス→マイクロBオス）
(2)リード線
(3)ハンダごて＋ハンダ
(4)ビニールテープ

これから実施する作業を確認します。下の図のように、赤い線が接続されている1番と未使用の4番を結線すれば完了です。

（引用元）

マイクロB側の端子に対してのみ作業を実施します。
まず表面のカバーをカッター等で切れ込みを入れて中の端子をむき出しにします。


端子はさらにプラスチックで固められているので、これも取り去ります。
カッターなどで切れ込みを入れながら徐々にはがしていきます。
リード線が千切れないように慎重に実施してください。


リード線の出番です。長さは3cmもあれば十分です。


結線箇所の確認です。1番の端子の位置はここです。
ここにリード線をはんだ付けしてとも止めしてしまいます。


1番と結線する未使用の4番の位置を確認します。
1番と反対側の白い線の横に発見しました。


ちょっとわかりにくいので下の写真でおさらいです。
下の写真は同じ端子の裏表を写したものです。
左側が赤い線が繋がっている1番で右側が未使用の4番です。
これを結線すれば良いのです。


まず未使用の４番にリード線をはんだ付けします。
隣の線に干渉していないか十分確認します。
どちらからやっても結果は同じなのでやりやすいほうから実施してかまいません。


次に未使用の４番にはんだ付けしたリード線の反対側を赤い1番にはんだ付けします。
こちらも隣の線に干渉していないか十分確認します。


はんだ付けが完了したら端子のカバーを元に戻します。
緩いようでしたらビニールテープでキッチリ止めます。


ここまで完了したら結線状態を確認します。
イメージは割愛しますが念のためテスターで導通を確認しています。
充電に関してだけは以下のように壊れても良いデバイスで導通確認ができます。


では早速・・・、Kindle fire HDの電源をオフにしてPCと接続します。
成功しました。